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2005年に制定され、2015年に改訂された「食育基本法」によって、家族や地域において食育を推進する動きが活発になっています。その影響もあり、子供たちの学校給食においても使用する食材への関心は高まりつつあるでしょう。このページでは学校給食における野菜仕入れのポイントについて紹介していきます。
よく「食育」という言葉を耳にしますが、そもそも食育とは何でしょうか?
各省庁によって、食育は上記のように定義されています。つまり「食育」とは、生活の基盤となる大切なもの、かつ食事についての教育のことです。
子どもだけでなく、人間の体にとって食事はベースとなるものです。食事が偏る、栄養が足りていなければ体に不調をきたしてしまうこともあるでしょう。そのため子どものときから食育を行い、食事の大切さなどを学ばせることで、より健康的な暮らしを育むことができるのです。また食事をしっかり摂取することで体力のアップにもつながるなど、身体的・精神的に様々なメリットをもたらしてくれるでしょう。
子どもたちに食事の大切さを学ばせるために、学校ごとで様々な取り組みが行われています。
上記のような取り組みを積極的に実施することで、子供たちに食材や食事への関心を高めることができます。それによって健康的で豊かな食生活になるだけでなく、食材を残さずに食べるなどの考え方も身につけられるでしょう。
学校給食は、子供たちにとって欠かすことができない大切なものです。基本的には大人数の食事を決められた時間内に作らなければならないため、大量の材料が必要になり、より短時間で調理が行えるシステムを構築しなければなりません。
もし野菜仕入れが滞ってしまうと、大人数の子どもたちに影響をきたしてしまいます。そのため学校給食において、安定的に食材が仕入れられるかどうかは重要なポイントです。どんなに食材が新鮮でおいしくても毎日決められた時間に搬入されなければ、学校給食の食材としては利用しにくいでしょう。
短時間で大量の調理が求められる学校給食は、皮むきやカットなどの手間を少しでも省きたいと思っているケースがほとんどでしょう。そのため皮むきやカットなどの一次処理や下処理が施されている野菜の仕入れが求められます。それらの処理を行ってもらえれば、ごみ処理問題の解消にもつながるでしょう。