野菜の仕入れに活用したい卸売業者ガイド » 【基礎知識】野菜を仕入れる前にチェックすべきポイント! » 業務用野菜の配達にかかるコスト(配送料)はどれぐらい?

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業務用野菜の配達にかかるコスト(配送料)はどれぐらい?

当たり前のことですが、遠方から野菜の仕入れを行う場合は配送されることなり、配送料がかかります。配送料は、仕入れにおけるコストで、なるべく抑えたいところです。こちらでは、野菜の仕入れにかかる配送料の金額や、コストを抑える方法などを解説しています。

野菜の仕入れにかかる配送料金は?

※全国一律、一箱につき(税込)。北海道・沖縄・離島については追加料金が発生。

野菜の卸業者によって、配送料は異なります。ある卸業者では、以上のように全国一律の配送料を設定していますが、エリア内であれば即日無料配送という業者もいます。取り扱う野菜の種類などによって、複数の業者を使い分けるのも一つの方法です。

野菜仕入れにおけるコストを削減するには?

マッチングサイト「ツナグ」を活用する

近年、農家と、買い手である飲食店をつなぐ、野菜仕入れのマッチングサイトが普及してきています。「ツナグ」というマッチングサイトでは、ほしい野菜や果物などの農作物を飲食店がリクエストすれば、その作物を取り扱っている農家がそのリクエストに応えるという形です。

飲食店側は手数料として、購入費用の10%をツナグ側に支払う必要がありますが、希望する作物を取り扱っている農家が見つかるでしょう。スーパーや八百屋などで野菜を仕入れるよりも、大幅にコストカットできると予想されます。

たとえば、農家がJAなどを通して野菜を出荷する場合、ツナグで販売するのに比べて半額程度でしか売れないことがあります。それは、JAなどで中間マージンが発生するから。JAなどを経由してスーパーなどの店頭に並ぶ野菜は、さらに高い金額となってしまうのです。

「ツナグ」を活用すれば、中間マージンをカットすることができるため、農家、飲食店の双方にメリットがあります。農家は、これまでよりも高い価格で出荷でき、飲食店側は、より安く仕入れることができるようになります。

大量仕入れの場合は卸業者と交渉する

たとえば、とんかつ屋で使われるキャベツや、うどん屋・そば屋の薬味に使用するネギなど、野菜を大量に仕入れる場合は、卸業者と価格交渉が可能な場合があります。かなり大量に仕入れる際には、従来の価格よりも安く仕入れることができます。ただし、感覚は人それぞれ。飲食店側から見ればかなりの量と思っていても、卸業者からは、大量仕入れだと思われない場合があります。そういったケースでは、安く卸すメリットがありませんので、交渉には持ち込めない可能性があります。

スーパーで直接買うと安いのか?

大量に仕入れないという場合、野菜をより安く仕入れるのは、直接スーパーや八百屋にいくこと。特に、地方や郊外にあるスーパーの場合、家賃や人件費にかかるコストが低いと考えられますので、野菜を安く仕入れることができます。逆に、人件費と店舗の家賃が高い都心の場合は、直接買いに行ってもあまりコストダウンにはならないでしょう。

野菜仕入れで押さえたい業態ごとのポイント

野菜の仕入れは、販売形式や仕入先に応じて、押さえておきたいポイントがいくつかあります。下記の記事で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

【法人向け】野菜の仕入れで
重視すべきポイント

まとめ

野菜の卸業者によって配送料は異なり、全国一律の配送料を設定している卸業者もいます。また、野菜仕入れにおけるコストを削減するためには、マッチングサイト「ツナグ」を活用するなどの方法があります。

毎日配送対応!
おすすめの青果卸売業者3選

徹底した注文管理で
発注の融通も利きやすい

ベストフードカンパニー
ベストフードカンパニー
引用元:ベストフードカンパニー公式HP(https://best-food.co.jp/)
特徴
  • 徹底した注文管理と顧客対応でリピート率93%誤未納率0.6%
  • 病院や介護施設向けに専門チームを設けており、様々な発注条件にも柔軟に対応
※すべて公式サイトの情報より。
2023年2月調査時点。

「その日の状況次第」
な注文でも安心の配送網

ベジクル
ベジクル
引用元:ベジクル公式HP(https://www.vegekul.com/)
特徴
  • 午後便(追加便)に対応しており、急な欠品でも素早く対応できる配送システム
  • 小ロット(きゅうり1本から)でも届けるプライムエリアサービス23区の一部を提供
※すべて公式サイトの情報より。
2023年2月調査時点。

ブランディングやPRなど
他店との差別化が図れる

フードサプライ
フードサプライ
引用元:フードサプライ公式HP(https://www.foodsupply.co.jp/)
特徴
  • 自社農園からの仕入れや、契約農家とのマッチングなど仕入れの差別化を提案
  • PR、コスト削減、フランチャイズなどの経営コンサルサポートも可能
※すべて公式サイトの情報より。
2023年2月調査時点。
 

【選定条件】
2023年2月7日調査時点で、Googleで「野菜 仕入れ」と検索して表示される首都圏対応の青果卸売業者40社を調査し、毎日配送(市場休みにも対応)している旨を公式サイトに明記してある会社の中から選定。

【3選の選定条件】
ベストフードカンパニー(徹底した注文管理):調査対象の中で唯一、病院/介護施設専門の担当チームを配置しており、誤納未納率を明記している
ベジクル(安心の配送体制):調査対象の中で唯一、午後便・配送便どちらも対応していることを明記している
フードサプライ(他店との差別化):調査対象の中で唯一、農家と店舗との産直契約を仲介するブランディングサービスを提供している
※調査はいずれも2023年2月時点の公式サイトの記載より判断。

青果卸売業者選びは「仕入れ力」が決め手

野菜の仕入れで大事なのは仕入れの安定感。毎日配送に対応している業者であれば鮮度も品質も安心です。

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