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こちらでは、野菜がどうやって配送されるのか、その流通の仕組みについて解説します。野菜配送について重要なポイントを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
野菜は、生産者から農協などに集められ、共同で卸売市場に出荷するケースがほとんどで、全体の5割を占めています。その他、3割は産地仲買人と呼ばれている集荷業者から市場へ、残りの2割は、生産者から直接市場に出荷されることになります。
集められた野菜の一般的な流通経路は、中央卸売市場から卸売業者を経由して、スーパーや飲食店などに届けられます。生産者と卸売業者の直接契約によって仕入れられる場合もありますが、ごく一部と言っていいでしょう。
関東圏の中央卸売市場は、特殊な野菜でも入手可能な豊洲市場(旧築地市場)、日本最大級の青果物取扱量がある大田市場、豊島市場などがあります。しかし、どの卸売市場にも休業日がある点に注意する必要があります。
東京都中央卸売市場の場合、正月やお盆などの連休もあり、年間で100日ほどが休業日。スーパーや外食産業では、ストック機能がある、かつ365日いつでも配送してくれる卸売業者と取引することが何よりも重要です。
野菜の流通は、上記で述べた市場の休日以外にも、急な災害や気候変動などにも影響されやすいという特徴があります。卸売業者が365日体制であれば、もしもの時でもいつでも相談できますので、利用する側も安心できるでしょう。
業者によっては、24時間365日配送しているところもありますので、スーパーや飲食店の店舗の営業後に在庫を確認してから発注したい時にもとても便利です。
365日野菜の配送に対応している場合でも、対応時間がバラバラな場合がありますので、業者の配送可能時間や、何時に発注を閉めるのかも確認しておくことをおすすめします。
また、野菜全体の流通があまりよくない際にも、小ロット配送に対応している業者なら、少量・多種の野菜を使用したメニューに影響が出ることも少なくなります。他にも、人手が足りない時などはカット野菜を取り扱っている業者なら利用しやすいでしょう。
卸売市場から野菜を仕入れている場合、大型連休の際はそれを見越して仕入れることになりますが、24時間365日配送に対応している野菜配送業者なら、いつでも利用することができるので、非常に便利です。
また、24時間に対応していなくても、追加便や午後便の配送はあるのかもなども重要なポイント。そのような対応をしてくれる業者を利用することで、急な発注でも日々使う分だけ野菜を仕入れることが可能となり、廃棄などによる無駄を削減できます。
いつでも新鮮な野菜を入荷できれば、お客様に美味しい料理を提供できることにもつながります。
野菜の配送方法には冷蔵車、コンテナなどがあります。業者の対応時間が柔軟なことも大事ですが、配送方法についてもしっかりとチェックしておいてください。
冷蔵車は冷蔵庫が搭載されたトラックのことで、野菜・果物はもちろん、乳製品などの運送の際に利用します。どのようなコンテナ、梱包で配送されるのかを、新鮮な野菜を配送してもらえるよう、確認しておきましょう。
以上、野菜配送について重要なポイントをいくつか紹介しました。これらの各社サービスの違いを考慮しながら、自社に合った業者選びをしてください。
グラム単位や伝統野菜
など
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